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  • Writer's picture ダビッド トゥルーベック

伝道者の書:人生の究極の意味についての黙想


📷By Shlomi Znati

タナフ(旧約聖書)は、イエス・キリストを指し示すシンボルで満ちています。それらのシンボルは、救い主イェシュアの生涯についての隠された真実を明らかにし、私達により深い理解をもたらしてくれるのです。


本日は、タナフ(旧約聖書)の中で最も好奇心を持たせ、同時にチャレンジに満ちた書である 「伝道者の書」を探索してみましょう。


ヘブル語ではコヘレトと言われる伝道者の書は、ダビデ王の賢い息子であるソロモン王によって書かれました。ソロモンの治世の間にイスラエルは計り知れない富と繁栄を得ました。ソロモン王は、類い稀な資源と権力と知恵を授かっていました。しかし、この世の追求を掘り下げていくうちに、彼は物質的な財産が人生に真の幸福や意味をもたらすものではないことを知ったのです。ソロモン王は自身の全ての仕事の業績は、風を追うようなもので虚しいものでしかないという事に気付きました。彼は、日の下で何一つ究極の利益や目的になるものは無いという結論に至りました。


[伝道者の書 2:11] しかし、私は自分が手がけたあらゆる事業と、そのために骨折った労苦を振り返った。見よ。すべては空しく、風を追うようなものだ。日の下には何一つ益になるものは無い。



この点について解説するために、新約聖書に目を向けてイェシュアの言葉を考えてみましよう。

[ルカの福音書 9:25] 人は、たとえ全世界を手に入れても、自分自身の魂を失い、損じたら、何の益があるでしょう。


イェシュアは、神様と永遠を無視して世界を所有しても、それは自身の魂の破壊に至ってしまう事にフォーカスして、説明しています。それは人生の目的を失った間違った探求であり、世界の全ての不正な利得と成果を死後に携えていく事は出来ず、最終的になんの価値ももたないのですから。


ソロモンが最も裕福で最も賢い王である事に、何の価値もないことだと聖書は説明しています。


[列王記 第一 10:23] ソロモン王は、富と知恵において、地上のどの王よりもまさっていた。



神は意図的にソロモンを選んで膨大な富と知恵を与え、永遠の視点から見ると膨大な富と知恵には最終的には意味が無いというメッセージを伝えたのです。永遠を考察すると、全ては重要性を失い、 空になってしまうのです。


ですから、人生の無益な探求に気づくことによって、この深い真理を私たちに理解させてください。私たちが永遠の視点を求め、神様との関係性という永遠の希望の中に、人生の真実な意味と目的を見い出すことができますように。

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