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  • Writer's picture ダビッド トゥルーベック

シャブオットのペンテコステ(聖霊降臨祭)の関係とは?


私たちは今、オメルの数え(レビ記23:15~16)の最後の数日間にあります。そしてシャブオット(週の祭/*ペンテコステ)が近づいてきています。

今年は、2023年5月25日(木曜日)の日没から5月26日(金曜日)の日没まで、私たちはシャブオットの祭を祝います。

イェシュア(イエス)が天に昇った後、シャブオットの期間を迎えたのですが、使徒たちはエルサレムに残っていました。そして彼らは聖霊によって満たされたのです― すると、みなが聖霊に満たされた(使徒の働き2:4)。

トーラーには、神から私たちに与えられた倫理的戒律を常に記憶するよう、服にふさを付けるよう命じられています。


したがって、ある人が何かを盗むために出かけそこに向かっている際、もし身に付けているふさの紐を見たのならば、神が命じられたおきてについて思い起こすのです―

そのふさはあなたがたのためであって、あなたがたがそれを見て、主のすべての命令を思い起こし、それを行うため、みだらなことをしてきた自分の心と目に従って歩まないようにするため、こうしてあなたがたが、わたしのすべての命令を思い起こして、これを行い、あなたがたの神の聖なるものとなるためである。(民数記15:39~40)


そしてこのふさは、聖霊を象徴しています。聖霊は「心のふさ」とも言い表すことが出来るでしょう。聖霊は私たちの内にあり、私たちを導き、慰め、必要な時には裁くのです。

その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを認めさせます。(ヨハネ16:8)


シャブオットとは聖霊という慰め手をイェシュアが私たちにつかわされた、という事実を記憶するための祭なのです。


また同時にシャブオットとは神の祝福と備えに対して、感謝する日でもあります。申命記16:16にあるように、私たちは空手で神の前に出るべきではなく、私たちの感謝を表した供え物を携えてくるべきだからです。


ユダヤ人の間では、シャブオットに関する数多くの伝統があります。メシアニック・ジューとして私たちは、タナハ(旧約聖書)に矛盾しない限り、それらの伝統に対して敬意を払っています。ルツ記を朗読したり、トーラー授与を記念するなどということも、重要だと感じています。


シャブオットの日に乳製品を食べるという習慣が、トーラーに明確な形で書かれている訳ではありませんが、その習慣が聖書と相反している訳でもありません。そして私個人としては、聖書の中でトーラーが乳と関連付けられている箇所は、非常に好きな聖句の1つです―

あなたの舌の裏には蜜と乳がある。(雅歌4:11)


さらに新約聖書の中でも、御言葉と乳とがリンクしています―

生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。(第一ペテロ 2:2)


したがってこの祭を乳製品と祝う際には、この聖句を心に留めたいと思います。


ハグ・シャブオット・サメア!

素晴らしいシャブオットを!


シャブオットとは49日間の数えの後の、50日目に祝われます。

*この数えはオメル(束)の数えと呼ばれ、そのルーツはレビ記23:15や申命記16:9~10に見られます。

**ペンテコステとはギリシャ語で、「50日目」という意味です。

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