聖書は、創世記12章3節のアブラハムとその子孫に対する神の約束以上に明確に述べることはできません。「わたしは、あなたを祝福する者を祝福し、あなたを呪う者を呪う。」
最終的には、反ユダヤ主義は、その矛先を向けられた人よりも、それを実践した人の方が破壊的なのです。何世紀にもわたって敵の手によって残酷な仕打ちを受けてきたユダヤ人の苦悩を考えるのは難しいかもしれませんが、神ご自身が愛しておられるものを憎むことを決意した人々が受ける永遠の裁きを考えると、さらに恐ろしいものがあります。バーナード・マラミュの受賞作「フィクサー」に登場するヤコブ・ボクは、看守から渡された新約聖書を読みながら、「反ユダヤ主義者になりたければ、まずイエス・キリストを憎まなければならない」と観察しています。
メシアを信じる者として、私たちは反ユダヤ主義の流れを止めるために重要な役割を担っています。
まず家庭では、ユダヤ人のために祈り、隣人であるユダヤ人を肯定し、福音の励ましの言葉をかけてサポートすることが求められています。
ユダヤ人だけでなく、誰に対しても、宗教的・民族的な憎しみを見つけたら、それに対して声を上げなければなりません。メシアの体は、自分の源が嘘の支配者であるような言動をする人達に対抗するための預言的な務めを担っています。
私たちはまず自分自身を調べなければなりません。私たちの中には、聖霊だけが供給できる再生の力を必要とする「偽りのもの」があるでしょうか。まず自分の目か梁を取り除きなさい。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目からちりを取り除くことができます。」（マタイ7:5）と、私たちの師は言ったではありませんか。
ユダヤ人に対する神の愛に照らして、クリスチャンはいくつかの異なる方法で祈ることができます。
1.何よりもまず、ユダヤ人がメシア（イエスキリスト）の福音に心を開き、受け取ることができるように。
2.世界中のユダヤ人が神様（創造主）に守られるように祈る。
3.ユダヤ人を憎む人々のために、神様がその心を卓越した力で変えてくださるように。
4.あなたの世界で、ユダヤ人や他の人々にメシアのメッセージを伝える道具になれるように祈ってください。すべての主のしもべのために祈ってください。
反ユダヤ主義には唯一の確実な解毒剤があります。それは「恐れを追い出す」（1ヨハネ4:18）メシアの完全な愛です。