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  • Writer's pictureVictoria Trubek

新しい反ユダヤ主義


しばしば「世界最古の憎悪」というレッテルを貼られる反ユダヤ主義は、何世紀にもわたって計り知れない苦しみをもたらしてきた。歴史を通じて、それは十字軍、異端審問、ホロコーストを含む恐ろしい迫害として現れてきた。

近年、この憎悪が再燃している。幸いなことに日本でははるかに小規模だが、ヨーロッパではユダヤ人を標的にした暴力が再び勢いよく勃発している。歴史的にヨーロッパの迫害から逃れてきたユダヤ人の避難所であったアメリカでさえ、ユダヤ人に対する憎悪が急増している。

ペンシルベニア州ピッツバーグとカリフォルニア州パウエイで起きたシナゴーグ銃乱射事件は、多くのユダヤ施設・機関にセキュリティ対策の強化を促した。また、アメリカ最大のユダヤ人コミュニティであるニューヨーク市とその周辺でも銃乱射事件や刺殺事件が発生した。

これらの事件は、路上や家庭におけるユダヤ人の安全そのものに疑問を投げかけた。21世紀に入ってからの反ユダヤ主義の高まりは、すでに問題視されていた。しかし、2023年10月7日以降の傾向はさらに憂慮すべきものだ。ハマスのテロ攻撃とそれに続く戦争後、反ユダヤ主義はホロコースト以来の水準にまで急増している。西側諸国のユダヤ人の多くは、身の危険を感じている。ユダヤ人だとわかると標的にされることを恐れて、ユダヤ教のシンボルを身につけることを避ける人もいる。


古い嘘-新しい偽装


ここ数年、世界中に蔓延している反ユダヤ主義の熱狂の多くは、ある意味で「最も古い憎悪」の新しいバージョンである。他の形態と同様、ユダヤ人が世界の問題の責めを負っているという反ユダヤ主義的な基本的な嘘はいまだ健在だ。しかし、この新しいアプローチは、反シオニズムや反イスラエル感情を装い、ユダヤ人への憎悪を隠蔽している。親パレスチナ運動は、自由と正義に関心があると主張する。しかし、その支持者の多くは、反ユダヤ主義的憎悪を新たな形で表現しているにすぎない。10月7日以降の反ユダヤ主義的事件が示すように、イスラエルへの憎悪はしばしば世界中のユダヤ人への憎悪を煽る。

はっきり言って、イスラエルは完璧な国ではない。イスラエルの政策に対する思慮深い批判は適切であり、必要でさえある。政府を批判する自由は、民主主義の基準である。このような理性的な議論の代わりに、親パレスチナ派の集会はしばしばテロリズムを賛美し、イスラエルの破壊を呼びかける温床となっている。反シオニズムのすべてが反ユダヤ主義であるわけではないことを認めつつも、一方が他方に頻繁に材料をあたえるという事態を考えることは不可欠である。


悪魔化: イスラエルに関する見え透いた嘘 悪魔化とは、イスラエルに関する言説の中に、古典的な反ユダヤ主義的レトリックや風刺画が登場することである。例えば、反イスラエル活動家のアリ・アブニマは、イスラエルがパレスチナの水源を汚染していると非難した。こうした主張は虚偽であり、歴史的な反ユダヤ主義的嘘を続けさせるものだ。彼の主張は、中世ヨーロッパの多くの人々が、ユダヤ人の隣人が井戸に毒を入れ、黒死病を引き起こしたと非難したことを思い起こさせる。 ダブルスタンダード、イスラエルに対する不公平な決議



二重基準(ダブルスタンダード)とは、イスラエルに他国とは異なる要件を課すことである。この方針は、国連でイスラエルに対する決議が他国に比べて不釣り合いな数であることからも明らかだ。北朝鮮やイランのような人権侵害で知られる国でさえ、イスラエルよりはるかに低い関心しか持たれていない。ハマスが犯した凶悪犯罪の中に、集団レイプがある。多くの目撃証言や科学捜査上の証拠があるにもかかわらず、女性の権利支援に熱心な機関は、ハマスによるイスラエル人女性への性的暴行についてはほとんど沈黙を守っている。


新しい反ユダヤ主義を糾弾



結局のところ、個人的にも地政学的にも、平和への唯一の希望は、平和の君でありユダヤ人のメシアであるイェシュア(イエス)だ。私たちは、中東のすべての人々がイェシュアを信じるように祈るべきだ。

聖書は永遠の真理。「わたしは、あなたがたを祝福する者を祝福し、あなたがたを呪う者を呪う」(創世記12章)という約束を、神は今も守っておられる。イェシュアに従う者として、私たちは警戒を怠らず、あらゆる形態の反ユダヤ主義を訴える必要がある。

私たちはユダヤ人コミュニティと団結して憎悪に立ち向かうべきだ。

反ユダヤ主義は、ここ数十年で最も一般的で悪質なものとなっている。私たちは、それが反イスラエル感情という文脈で現れる場合であってもなくても―それが反イスラエル感情という文脈で現れる時には特に―反ユダヤ主義を糺弾するために行動を起こさなければならない。

私達日本のクリスチャンは、反ユダヤ主義の呪い、あるいは「新しい皮」を被った反シオニストや反イスラエル運動の蔓延から、日本と日本人を守らなければならない。イスラエルの人々のためにこの祈りを分かち合い、彼らの救いのために祈り、愛の価値観を広め、反ユダヤ主義の憎しみに対してユダヤ人のためにその隙間に立つことによって、私たちは、神がアブラハムに約束された、彼とその子孫を祝福する人々を祝福するという特別な祝福を受け、さらに祝福されることができる。

皆さんの祈りと経済的支援を通して、チョーズンピープルミニストリーズの一員となってくださっていることに心から感謝いたします。主が約束されたように、主は選ばれた民に忠実です。私たちは主の御手の中にある器に過ぎず、主の恵みによって私達チョーズンピープルミニストリーズジャパンは、日本を反ユダヤ主義の呪いから守り、日本のユダヤ系イスラエル人コミュニティの間に福音を広めるために、可能なこと、不可能なことをすべて行います。

信仰による皆さまの兄弟である、

デイビッド・トゥルーベック

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