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  • Writer's picture ダビッド トゥルーベック

輪廻転生 - 真実か神話か?


📷Shlomi Znati 多くの人々が、人生の意味やこの世の終わりという問いに対する答えを切に探し求めているのが現状です。

その中で、「輪廻転生」という考え方の罠にはまる人がいます。

この考え方は、人間は人生を終えると、生前間違っていたことを修正するために、新たな生まれ変わりとしてこの世に戻る、と主張しているのです。

この考えは多くの信仰や宗教に見られ、ユダヤ教にもありますが、タナフのどこにもなく、実のところ、タナフの教えと対立し、全く異なっているのです。

『その時、塵は元の地に戻り、霊はそれを与えた神のもとに戻る。』 これは伝道者の書12章7節に書かれてある伝道者(教師)の言葉です。

この言葉を曲げ、魂は上へ上へと昇り、新たな転生によって清められる、と言う輪廻転生説を信じる人たちがいます。

疑念を晴らすために、伝道者(教師)は次のように述べています。

『そして、彼ら(死者)はもはや、太陽の下で行われるすべてのことに関与することはない。』(伝道者の書9章)

ユダヤ教の偉大なラビであるサーディア・ガオンは、輪廻転生が存在すると考えるのは狂気の沙汰であると断言し、次のように述べています。

『しかし、私は、ユダヤ人と名乗るある人々が、魂の「転生」説と称される「輪廻転生」の教義を公言しているのを発見した、と言わざるを得ない。つまり、ルーベンの魂がシモンに移り、そのあとレビに移り、さらにそのあとユダに移るというものである。彼らの多くは、人間の霊が獣の体に入り、獣の霊が人間の体に入るかもしれない、とまで主張し、その他のナンセンスや愚かな説を説いている。』

(信条と意見書第六条)。


タルソのサウル(使徒パウロ)は、『一度死ぬことと、死んだ後にさばきを受けることが、人間に定まっている。』と明言している。(ヘブライ人への手紙9:27)


これらのことから、輪廻転生の考え方は、ユダヤ教の信仰の原則と矛盾していることがよくわかります。ですので、くれぐれも皆様もただの空想に基づいた間違った教えに惑わされることのないよう、タナフに基づいた真理を探し求め、見いだすことをお勧めします。

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